法人概要

滋賀県障害児協会は、1956年に前身である滋賀県肢体不自由児協会を設立して以来、一貫して障害のある方々とそのご家族の支援に取り組んできました。

1997年には、湖北地域に身体障害者療護施設「湖北タウンホーム」を開設しました。この施設には、診療機関「湖北グリーブクリニック」を併設しています。また、2006年には湖南地域に身体障害者療護施設「湖南ホームタウン(かいつぶりハウス)」を、2007年には診療機関「かいつぶり診療所」を開設。重度の身体障害者へのケアと地域医療への貢献を、重ねて実践しています。

湖北タウンホーム

町の中の家=タウンホーム。

喧噪のシティホームでもなく、また寂しいカントリーホームでもなく、落ち着いた町並みの一角に「小さな町が出来たかのように住み着く」というのがタウンホームの基本的な考え方。夢に描いた通りの立地条件で、温かい近隣住民に囲まれて、笑いあったり声かけあったり…。暮らしというものは、きっとそんな他愛もない情景の中に紡ぎでているのだろうなと考えています。

施設詳細

事業内容

  • 生活介護事業(定員50名)
  • 施設入所支援事業(定員40名)
  • 短期入所事業(定員8名)
  • 保険診療所(湖北グリーブクリニック)
  • 相談支援事業(ピットイン)

湖南ホームタウン(かいつぶりハウス)

滋賀県南部には、障害者福祉の資源が多数配置されています。ホームタウンは、こうした先進資源を有機的につなぐ役割を果たすとと共に、障害がある方自身が社会の真ん中で、自らの暮らしを発信する「拠点」として整備されました。

誰にも優しいまちづくりを進めるために、利用者と職員が力を合わせて、社会に貢献する事業体として、市民や自治体とも積極的に連携を図ります。

施設詳細

事業内容

  • 生活介護事業(定員50名)
  • 施設入所支援事業(定員40名)
  • 短期入所事業(定員7名)
  • 保険診療所(かいつぶり診療所)
  • 相談支援事業(やじろべえ)

沿革社会福祉法人滋賀県障害児協会・滋賀県障害児者と父母の会連合会の沿革

1956
1938~40年に京阪神で流行した小児まひ(ポリオ)によって肢体不自由児が激増したことを受け、本協会の前身「社団法人滋賀県肢体不自由児福祉協会」を設置。
1957
協会の指導の下、現・父母の会の前身となる「滋賀県肢体不自由児父母の会連合会」が誕生。
1959
ポリオの流行はとどまることを知らず、1959年~60年には全国的な大流行を経験したことから、国をあげて肢体不自由児の教育と福祉が見直されることとなり、肢体不自由児を守る組織と運動は全国的な広がりを見せる。
その後、ワクチンの開発と普及によって、ポリオは激減。一方で脳性まひ(CP)の児童が重度の肢体不自由児として増え続けてたことから、協会と父母の会は、より重い障害がある子どもたちとその家族の支援に進む。肢体不自由児養護学校への重度障害児の入学運動や療育キャンプなどにも取り組む。
1975
肢体不自由児母子通園センターの開設などを目的に、協会を社会福祉法人として改組。
父母の会では、障害幼児の母子療育の場作り、学齢を超過した重度障害児の養護学校入学運動、学校卒業者の進路創りや作業所設置運動などに取り組み、この運動は野火のように滋賀県下に広がりを見せていく。
1989
母子通園センターの統廃合で、協会組織が社団法人へ改組。父母の会との一体的な運営がスタート。父母の会が重度障害者のための生活拠点とまちづくりを目的とした検討委員会と対策委員会を設置し、「タウンホーム構想」と「ホームタウン構想」を策定。
1990
「タウンホーム構想」と「ホームタウン構想」をもとに、重度障害者の自立と親泣後対策を兼ねた、生活拠点創りの運動を開始。
1996
父母の会会員の努力が実り、施設経営を目的に協会を「社会福祉法人滋賀県障害児協会」として改組。
1997
重い障害者の自立生活を目的とした「湖北ホームタウン」を開設。父母の会を「滋賀県障害児者と父母の会」と改名。
2006
粘り強い運動が実り、重い障害がある方の社会参加の砦として「湖南ホームタウン」を開設。
2007
福祉の街づくり拠点の一翼を担う「かいつぶり診療所」を開設する。
2011
地域貢献に取り組む団体・ボランティアを支援する地域サポートシステム「おたがいさんネットワーク」を設立する。
2013
相談支援センター「やじろべえ」を設立する。
2016
地域交流型 コミュニティ広場を始点として、就労継続支援B型事業所:ハーティパーティーをオープン。
2018
ヘルパーステーション「やじろべえ」を開設。
      
2019
グループホーム「ぽのハウス」を開設。